社員インタビュー(アビームコンサルティング編)

日系の総合ファームとして、人気の高いアビームコンサルティング株式会社。今回は、アビームコンサルティングに中途入社された方(20代男性・前職は非コンサル)にインタビューをしました。

入社にあたって

-最初に、この会社に決めた理由を教えてください。

アビームのコンサルティングポリシーや従業員インタビューで「戦略実現のためのリアルパートナー」として使命を果たすことが求められる職場だと感じ取ることができたためです。背景としては、幼少の頃の体験、大学のゼミ、及び新卒入社の会社にて、「戦略」の緻密さと共に、それを実現するための業務設計・組織設計、モチベーション管理の重要性を実感しており、自身がそのプロフェッショナルとなる意思を強く持っていたことが挙げられます。

-どのような選考プロセスでしたか?

 面接回数は、合計で3回でした。また、筆記試験が、エントリーシートの提出時にありましたね。ケース面接は、1回目、2回目の面接の際にありました。ケース面接の個人検討時間15分、面接官との討議時間15分程度と記憶しています。

ケース面接以外の時間は、インタビュー形式の質疑応答と逆質問で30分程度と記憶しています。

会社について

-入社前後のギャップなどはありますか?

特にないですね。ピュアコンサルティングファームの部類には一般的な就活生の目線からは入らないかもしれませんが、イメージ先行で捉えてしまうのは意思決定のミスを生む最たる要因だと思います。ご自身が目指すコンサルタント像や磨きたい能力をベースに、どんな仕事環境が待ち受けているかを確かめることをお勧めします。私の場合は、自分自身に「戦略は実現してこそ」という信念があり、戦略設計の先の「実現に向けてどのようなアクションが必要か」を見据えて提案を行う点を重要視しました。確かに、アビームのStrategyに調査案件・戦略立案のみの案件が比較的少ない現状はありましたが、入社前との相違はありません。

余談ですが、私自身としては、入社前後のギャップは、「環境のせいにせず自分で埋める」ものだと認識しています。詳細には開示できませんが、アビームに入社後、アビームならではの戦略設計から実現まで一気通貫でコンサルティングする案件を受注できるような提携なども推進いたしました。積極性や熱意に真正面から向き合ってくれる素地が大いにある職場だと思います。

-社風を教えてください。

端的に言えば、リアルパートナーを対クライアントだけでなく、対同僚にも発揮する環境だと思います。人に優しく、そして良い意味で厳しく、育成する風土があります。

-こういった人は向いている、あるいは向いていないというタイプはありますか?

能力面と姿勢の面に分けて話をします。能力面でいえば、社内外問わず、人を動かすことができる素養が必要だと思います。「頭が切れる」のはもちろんですが、それだけではなく、「対人コミュニケーション」、「間合い」、「仕事の進め方」など、周囲の人々とともに円滑に物事を遂行する能力が高い方が向いていると思います。

姿勢面としては、プロアクティブであることが必要です。自ら動いて情報収集をすること、内外の人間関係を積極的に構築して情報の交換の窓口を持つことが重要です。そのため、自分自身が他の方に情報提供することも強く意識することが重要だと思います。また、情報提供を受けたら感謝を忘れないことも意識しました。常に相手に何が提供できるか、Giveを考えて動くことが大事だと痛感します。

働き方や社内でのスキルアップなど

-残業時間、休暇取得の難易、休日出勤の量などのワークライフ面をどうですか?

基本的に、コンサルタントがリアルパートナーであるために、社内の働き方改革を実行すると共にその働き方についてクライアントに理解を促す制度や姿勢があると思います。実際に、時間調整が必要なマネージャーやメンバーがいる中で工数調整や社員同士の尊重がある職場だと理解しています。また、1人のコンサルタントとして業務を進める中では、マネージャーとのレビュー(MTG)時に各種の仕事をより効率的に進めるためのアドバイスやタスクの進め方の相談から論点となっていた印象があります。

休日の仕事については、私の経験では、プロジェクトの山谷などの必要に応じて、休日に仕事のことを考えたり、翌週の準備で少し作業を進めたりすることはあります。また、繁忙期には、月間80時間程度の残業(※正確な時間の記憶は曖昧ですが、労使協定の範囲内)がある場合もありますが、その一方で、プロジェクトとプロジェクトの間の期間には、有給休暇等を使って最大ひと月程度の休暇を取得することも可能な職場環境です。オフの時間を持つことで、日々の仕事以外から「栄養」を吸収してレベルアップすることも大事な仕事と認識されていたように思います。

-研修制度など、社内でのスキルアップ支援体制を教えてください。

職位、職種に応じた研修制度が整っています。内容としては、プレゼンテーションやドキュメンテーション、ロジカルシンキング等の業務遂行に関する基本的なスキルアップや、プロジェクトマネジメントなどです。昇給の際には、特定の研修の合格が必須要件となっている部分もあるほど、運用は徹底されています。

 単純な知識面の充足は個人で自習したり、プロジェクト内でマネージャーや先輩社員などから得る形になります。そういう意味でも、先ほど述べた通り、プロアクティブに情報を収集していく姿勢は不可欠になりますね。

最後に

-最後に今後アビームを目指す方へ

あくまで面接の経験を通じた所感としては、コンサルタントとして働くことについての応募者にとっての意義・熱意とその信憑性の高さが最も重要だと感じます。合理的な説明は然ることながら、自身の経験に基づく根源的な動機を説明することが重要ですね。 この会社の「プロアクティブな姿勢」が求められる環境は、貴重な財産となると思います

金融、IT、コンサル、製造業、エグゼクティブの転職支援なら【コトラ】